《7》
朝、目が覚めたらよっすぃ〜がいなかった。
…どこいったの?
すっごい嫌な予感がした。
捜さなきゃ…
捜さなきゃもう二度と会えないような気がした。

携帯をならしてみた。
ずっと呼び出し音がなるものの、誰も出ない。
…やだよ…。
よっすぃ〜…。

私は外へ飛び出した。
捜す当てなど無い。
でも、今のよっすい〜に他に行くところなどあるはずがなかった。
確信めいた気持ちを持って私はマンションへと向かった。
お願い
間に合って。

 

「よっすい〜! どこにいるの!」

マンションのドアを開けて叫ぶ。
…返事は無い。

「よっすい〜!!」

私は靴を脱ぐのももどかしく、中へ入る。


よっすぃ〜はいた。
机に突っ伏して…
そばに転がる薬の空き瓶。
嘘だ…
ねえ、よっすぃ〜…

「よっすい〜!!!」

駆け寄り抱き上げる。
グッタリと力が抜けたよっすぃ〜。
こんな時、どうしたらよかったんだっけ…
考えをめぐらせる。
毒物を薄めるんだっけ?
吐かせるんだっけ?
もう、どっちでもいいや。
両方やっちゃえ。


私は自分の口の中に水を含む。
そしてよっすぃ〜の唇に自分の唇をつけると、
水を流し込んだ。
お願いだから、飲んで。
かすかに動くよっすぃ〜の喉。
次は吐かすんだよね…。
私はよっすぃ〜の口内に手を入れると、喉を刺激した。

「ケホッ…」

私はよっすぃ〜の身体を支えながら
携帯を取り出す。
119を押す。
早く…早く来て!!!

救急車が来るまでの間、私はずっとよっすぃ〜を抱いていた。

「バカだよ、よっすぃ〜」

涙が止まらなかった。

「一緒にいようよ…、ずっと一緒にいよ?
私ね、よっすぃ〜と一緒にいれたら何が起きても構わないよ?
どんなことでも耐えていける。
一緒に逃げようって言ったじゃん…。
守ってくれるって言ったじゃん…。
ねえ、よっすぃ〜…
戻ってきて?
逝っちゃダメ…
私を置いてかないで…
もし先に逝ったら追いかけるからね?」

ずっとずっと話し掛けてた。
よっすい〜に届くように…。

 

つづく

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