はぁ、まただ…。
電話が繋がらない。メールも返ってこない。
最近、帰りも遅いんだよね…。
合鍵もらって先に部屋で待ってても何か空しい。

♪♪♪〜

やっと来たメールには
「今から帰るよ」
だった一行それだけ。
30分たって帰ってきた貴女からは
あたしのと違う香水の香り。
この香水を使ってるのって…たしかあの子とあの子だけ?

「どこ行ってたの?」
「ん? ちょっとね」

あたしってこんなに女々しかったっけ…。

「さみしかった?」
「いや、別に」

強がっちゃって、かわいくないな、あたし。
本当はめっちゃ寂しくて
一人で待ってると
心の中をどす黒い感情が渦巻いて
どんどん貴女を自分の中だけに閉じ込めたくなってしまう。
あたしだけのモノだって
名前書いちゃいたくなるくらい。

「そっか、寂しくなかったか…」
「うん…」

ねえ、ちょっと年上のあの子は
貴女に会えないことを『寂しい』って甘えたりするの?

「ねえ、明日早く終わるんだけど、デートしない?」
「いいよ」

2人して夜景を見に行こうよ。
であった頃を思い出そうよ。
こんなままじゃいやだよ…。

「ねえ」

今日、初めて貴女から話し掛けてくれた。

「ん?」
「眠たくなっちゃった」
「じゃあ、寝ようか」

二人でベッドに入ると
当たり前のように貴女はあたしの腕の中へ
あたしは抱き枕か…。
それだけでもいい、この瞬間だけは貴女はあたしのものになるから。

「ごっちん…」

貴女の名前を呼んでみる。

「なあに、よしこ」
「ううん、なんでもない」

誰にも渡さないよ、
あんな女と比べないで
あたしだけを見てて。

「変な、よしこ」

そういって、あなたはあたしの好きな顔で笑う。

「ウチのこと、好き?」

毎日、そう聞いてしまうあたし。
今日も、聞こう

「ねえ、ごっちん、ウチのことあいしてる?」


〜Fin〜

あとがき
んーと、最初、全然思い浮かばなかったのね、
前作との兼ね合いも合って、似てしまうんじゃないかと思って。
それで逆転の発想で、年上のあの子に妬くのをよっすい〜にしてみました(w
年上のあの子? オイラ、2人思い浮かんでしまったので、
敢えて、誰とは特定しないでかいてみました。
女々しいよすぃこはお嫌いですか?(w

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