後編

ホテルに入り、じっとごっちんの顔を見ていると、涙が出てきた。

「・・・よしこ?」
「ハハ・・ごめん。泣いちゃおかしいよね」
「どうかした? どっかいたいの?」
「ううん・・」

痛いとしたらねえ、心が痛いのかもね・・・。
ごっちんはさっきから声はかけてはくれるけど・・・。
やっぱ男なごっちんは女の子らしい子のほうが好きだよね?
あたしみたいな男みたいな子・・いやだよね・・・。
そんなこと考えてたら、また涙が溢れてきて・・。

「ねえ、まじどうしたの?」
「何でもないよ・・・」

さっきからネガティブまっしぐらなあたしなんて、タイプじゃないよね・・・。

「ねえ、言うてみ?」
「だって・・・」
「よしこらしくないじゃん、どうしたの?」
「・・ウチらしいって・・何?」
「え?」
「こんな男みたいなウチ・・嫌でしょ?」
「なんで?」
「梨華ちゃんといる時のごっちん、楽しそうだった。
でも、今は全然楽しそうじゃないもん。
やっぱこんな男みたいな女の子、嫌でしょ?」
「はあ? 何言ってんの?」
「だってウチ、自分が男だったら
こんな女いやだもん」
「・・・・ねえ、よしこ」
「ん?」
「よしこは少年っぽい自分、いやでやってんの?」
「ううん」
「何で男っぽくしてるの?」
「ごっちん守りたくて・・・。ごっちんの事包んであげたいって思ったら
自然にこうなった」
「でしょ? 私それ聞いてうれしかったんだよ?
入ったとき、女の子っぽかったよしこが強くなってきたのは
私のためだって知ってすごい嬉しかった。
もし、もしもだよ? 私がこのまま男だったら
私がよしこを守る。
もし、戻れたら、よしこが守って?」
「でも・・いいの? ごっちんほどの男なら他にもっと・・・」
「バカ! よしこがいいんじゃん」

そう言うとごっちんは私を抱き寄せた。

「私は、エロでヘタレでにぶちんなよしこが好き」
「なんだ、そりゃ」
「あのさ、何もしないっていったんだけど・・」
「うん・・・いいよ」
「よしこはさ・・・その・・男とはさ・・・」
「・・・好きくないけど・・・ごっちんだったらいい」

ごっちんは優しくあたしを抱き締めてくれた。

「綺麗だよ、よっすぃ〜」
「本当?」
「うん、めっちゃかわいい・・」

ごっちんは優しく、壊れ物に触るようにあたしに触れてくれる。
その夜、あたしはごっちんと一つになった。
読んだ彩裕みたくなりたくなかったから、ちゃんと避妊はした。

翌朝―。

「・・・・ごっちん!」

あたしが目を覚ますと、いつもの、
かわいくて抱き締めたら壊れそうなごっちんがあたしの腕の中にいた。

〜FIN〜

あとがき
女の子なよっすぃ〜はめっちゃネガティブだったというお話でした^^;
これねえ、よっすぃ〜を男にしちゃうとパロれなかった気がします。

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