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SIDE HITOMI 

「あのさ、ごっちん」
「ん?」

それから数日後、あたしはずっと考え続けたことをごっちんに告げる。
ずっとずっと、今でも仕事が終わった後、
東京での仕事な限り、ごっちんはあたしに会いに来てくれて
いつも以上に痩せて…
もうこれ以上、ごっちんにそんな思いをさせることは出来なくて…。

「あのさ、一緒に住もう」
「…え?」
「ごっちんは…いや? あたしと一緒に住むの」
「いやじゃないよぅ」
「じゃあ住も?」
「大丈夫なの?」
「ん?」
「家の方」
「うん、月に一回でも顔見せに帰ればいいって」
「私、わがまま言っちゃうかもよ?」
「いいよ」
「ホント?」
「今みたいに、顔色悪くて元気ないごっちん見るより
わがままでも笑ってくれてたほうが幾分かいい」

 

3ヵ月後―。

「ほら、真希、置いていくよー」
「ええ、ひーちゃん待ってよぅ」

今日もけたたましい朝の風景。
あたしは駐車場に先に降りて、真っ赤なカブリオレのエンジンをかける。
最初のうち足に負担がかからないようにって
許可してもらって免許を取って
2人でお金を出し合って買った、ドイツ製のその車。
いつしか、一緒にそいつで出かけていくのが日課になってた。
早いほうの仕事の時間に合わせて二人で車通勤。
後の仕事の人間の方は、時間つぶしが大変なんだけど
それでも2人のドライブタイムが楽しみで
2人とも毎日早く起きた。

SIDE MAKI

今日もよっすぃ〜の横顔が眩しい。
ハンドルを握るよっすぃ〜は犯罪的なくらいかっこよくて
毎日毎日私は見惚れてる。

「ねえ、よしこ」
「ん?」
「好き」
「ハハ、好きかぁ」
「うん、大好き♪」
「ウチも大好きだよ」

今朝も事務所の少し手前で車を停めて、いってきますのキス。

「あんたらねえ…」

声に振り返ると、やぐっつあんが呆れた顔で立っていた。
隣りには絵里ちゃんが固まって、

「ハハ…刺激強かった?」

「この、バカップルが〜!!」
「また言われちゃった♪」

最近、やぐっつあんに「バカップル」って言われないと
なんだか物足りなくて。
そう言ったら
「アホか!」
鋭い突っ込みもらいました(汗


愛しくて…泣きたいくらいに愛しくて
そんな気持ちになったのはよっすぃ〜が初めてで。
そう、よっすぃ〜は私のヒーロー
いつも私の横で笑顔と勇気をくれる。
すっと2人でいようね。


〜Fin〜

あとがき
あう〜 ごめんなさい
こんな終わり方しか思いつきませんでした。
修行してきます。

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