吉澤ひとみ聖誕祭小説

18歳になったらやりたいことがあった。
パチンコ?
んなわけないじゃん。
事務所を拝み倒して、絶対無茶はしませんって約束して、
時間もないから一発で合格するように勉強がんばって…
やっと手に入れた夢の一つ。
両親も、家でも買おうか?っていうあたしに
あんたの夢叶える為に使ったらいいって言ってくれて
そしてあたしの家のガレージに来た
店頭価格16600000のそいつ。
本当はも一個下のランクのやつにしようと思ったんだけど
店で見て一目惚れ。
こいつの助手席にあの子乗せられたら最高じゃん?


「ごっちん?」
『よしこ? どうしたの?』
「ウチ、仕事早く終わったんだけど、ごっちんは?」
『もう終わるよ〜』
「じゃあ会える?」
『うん、いいよ』
「今、どこ?」
『お台場のスタジオ〜』
「OK、迎えに行く」
『え〜、いいよ』
「行きたいの。ってか迎えに行かせて?」
『あはっ、変なの〜。じゃあ待ってる』
「うん!!」

そうと決まったらとっとと帰るぞ!

あたしは仕事場の駐車場に停めておいたそいつのエンジンを始動させる。
重低音のエンジン音が駐車場に響いた。

「吉澤?」
「あ…圭ちゃん」

今日はどうやら圭ちゃんも車できていたようで
ばったりと会ってしまった。

「買ったの?」
「はい」
「…ずいぶん高そうな車ねえ」
「1600万しました」
「はい?」
「だってこれにごっちん乗せたらかっこいいじゃないですか」

圭ちゃんは苦笑してた。

「事故るんじゃないわよ?
後藤乗せて事故ったらシャレになんないわよ?」
「わかってます。じゃあお先です!」

 


「ごっちん!」

仕事を終えたごっちんが、スタジオの玄関できょろきょろとしていた。
あたしはその前に車を横付ける。

「…よしこ?」

運転席でにっこり微笑むあたしを
ごっちんは鳩が豆鉄砲食らったような顔で見ている。
あたしは車を降りて、助手席のドアを開けた。

「さあ、姫、どうぞ」
「ばか、かっこつけすぎだよ」

そう言いながらもごっちんは笑顔で。

「この車、なんて言うの?」
「BMW Z8」
「高かったでしょう?」
「まあ、それなりに。
でもね、この車見た瞬間に、助手席にごっちん乗ってるの浮かんだから」
「なんだ、それ〜」
「助手席はさ、ごっちんが最初って決めてたから、
まだ弟もお母さんも乗せてないんだよ」
「そっか、ありがとう」
「あのさ」
「んー?」
「夏になったらこれで海行こうね」
「うん、約束」
「ごっちん、ビキニ着てね?」
「エロよしこぉーー!!」

しゅいません。
あたしが鼻歌で歌いだしたあの歌を
途中でごっちんが歌い始めた。

♪優しい人だから、安心しちゃうな

そうあたしの方を見て歌ってくれたごっちん。
18歳になってよかった!
免許とってよかった!!
車買ってよかった!!!
これから、こいつと一緒にいっぱい楽しいことしようね、ごっちん

FIN

あとがき
オイラ、18になって一番したいことは車の免許でした。
車大好きなよっすぃ〜ならきっと同じだろうなあって思って書きました。
モデルの車はオイラが最近街中で見かけてかっこいいなあって思った車で
書いてみました。
高いんですけどね^^;
でもよしこの年収だとじゅうぶんに買えてしまうんだよな^^;;

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