山遊録14-2 富士山 2008/8/3-4 3日曇り→霧雨→晴れ 4日雲の中 頂上晴れ 3776m 

 0:20スタート7合目のこの時間帯にして、山荘の周りには夜を徹して登ってきた登山者でいっぱい。
シュラフにくるまり、ベンチで寝ている人もいれば、岩の隙間で寝ている人もいる。
突然ライトを照らすと、目に飛び込んで来るから びっくり。

そうかと思えば、まだまだ下からヘッドライトを付け、人が登ってくる。みんなご来光を目的にこの時間帯
に登るのである。

「さあ、わし等も出発じゃ。」しばし、休憩していた足も、やや回復。バンテリン たっぷり塗る。

1:10 8合目到着。(50分)。まずまずので出しか。すでに、長袖の上からフリースを羽織っている。
5分も休憩すれば、体が冷えてくる。体が冷え切る前に、体を温めないと、風邪をひく。
なにやら、頭が芯から痛い。これが
高山病の兆候やなあ。

出ました、天下の秘薬。 
酸素! 持って来ていたのです、酸素を。2~3回吸う。
なにやら頭の芯が落ち着いた。やはり、酸素不足。酸素のありがたみをつくづく知る。

効くもんですなあ。 ゆ~~くり行きましょう

山道が、急に険しくなる。頂上に近づいてきた証拠。

1:20 8合目スタート。
2:12 9合目 到着(52分)3460m。
あと、316mかあ。しれてますなあ。
途中、
9合目5尺という地点を通過。ここにも山小屋あり。

「あと、もう少しやから、ここらで、コーヒータイムといきますかあ」

おじさん2人は、2Lづつ調理用の水を持ってきているから、早く片付けて、軽くなりたいのである。
なんせ、
20kg装備ですから。

岩場を探し、どかっと腰を下す。頂上の鳥居が見えているから、ご来光余裕でしょう。

コッフェルでお湯を沸かし、コーヒーをいただく。冷えた体には、この
コーヒーは超おいしい。

あああ、すごい至福のいっとき、これがあるからやめられません、頂上の飲食は。

寝転んで、空を見る。満天の星空。おおおお、凄い、星が多い。

久しぶりに天の川を見る(感動3)。
なんと冬しか見れない、オリオン座を下に見る。(感動4)
流れ星が何回か流れる
(感動5)。一応無事登頂願う。

無数の光が下から近づいてきた。次々と登山者が来るんやなあ。みなさん、りっぱ。
しばらく、目の前をアリの行列の如く歩いていく、登山者を見送る。

「うん?ツアーかい?30人ぐらいかなあ。」
えっ!、まだまだ来るぞ。なかなか最後がこない。
100人はくだらん。あやあ、入れませんやんこの集団の中には。

しばらく眺めていたが、ここで40分ぐらいロスしたかなあ。まるで、うさぎとかめ。
油断したうさぎが最後尾へ。

しかたがない。ツアーのあとにつくと、なかなか進まない。夜がしらけてきた。
中腹から、
が見えた、どうやら夜が明けたらしい。まだ、頂上に着けていません。
ご来光を待って見るという形にはならなかった。

鳥居をくぐる。富士宮口からの登頂。
4:52分。(150分)既に、太陽は出てしまったけど、その直後には遭遇できた。

富士宮口頂上浅間奥の院 ご来光


感謝感謝。(252分:4H12分)前日の2時間37分と合わすと6時間49分となる。かかりすぎ~~。

浅間大社 奥の院で焼印を押してもらう。300円。しかし、ここはまだ最高峰霧が峰ではない。
頂上は、ここからさらにあの有名な富士山頂測候所のあるところに行かねばならない。
リュックを投げ出し。身軽になって、急登をゆく。ザクッザッと砂に靴がめり込む。

おや、雲の中に 富士山が! おお、これがあの有名な
影富士。ご来光を浴びた富士のお山がその影を
雲海に映す。すげぇ~~~
(感激6)

山頂からの風景 影富士


おおおお、やったああ、頂上。3776mの碑が建っている。そばには。2等三角点が。おもわず、そこへ座った。
(感動7)この達成感はいつもの3倍はあるなあ。寒い。すでに、防寒着を着ております。

しばらく、休憩して、
御殿場口コースの下山入り口へ。風をよける場所を探して、朝飯の準備。
またまたお湯を沸かして、今度はカップヌードルを。
最高!!!!そして おしるこ 甘~~い。
体に沁みます。

みそカップヌードル これが超貴重


さあ、下りますかあ、そろそろ。下山は御殿場コースの
大砂走りを経験します。転げ落ちるように下れるそうです。
砂防止のため、スパッツを装着。では下山Go!

7:10 スタート 8:10 8合目(60分)
8:15 8合目スタート 8:31 砂走り口到着。
8:50 砂走り口スタート。


足が、砂に入り込む。ズズズズ~ト。こりゃあ早い。しかし、
足への負担も相当なもん。
砂煙が凄い。途中で、またもやコーヒータイム。ガスってくる。つまり雲の中。この中は、熱い体には、心地よい冷たさ。

後ろから、走って下りてくる、外人さん親子。そこまで、走らなくてもと思うが。親子は競い合うがごとく下りていった。
10:45 終点の御殿場口 大石茶屋に到着。

100円で冷たい水の洗面ができる、体を拭く。気持ちいい。カキ氷を食べる。おいしい。
下山は
3時間35分(感動8)。早い。しかし、ここからは登れないなあ、確かにここから登る人には、ごご苦労さんといいたいね。
(御殿場口の登りルートはこの大砂走りコースとは別にあるけど、相当長いわあ。)

一生に一度は登りたかったこの登山。感激の連続でした。何回も行く人は、この感動を他の人にも味わって貰いたいという想いが
きっとあるはずです。今回連れってくれた、諸先輩に感謝です。もう御気好きと思いますが、
諸先輩の内二人は一卵性双生児ですよお。そっくりでしょ。


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